Upworkの登録そのものは無料で、日本からでも問題なく行えます。ただし「アカウントを作れば、すぐ応募できる」わけではありません。審査があり、本人確認があり、税務書類の提出があります。
このページでは、登録の全体像と、日本在住者がつまずきやすい箇所を公式ヘルプの記載に沿って説明します。
このページの内容
登録から応募できるまでの全体像
アカウント作成から実際に案件へ応募できるようになるまで、いくつかの関門があります。
日本から登録できるのか
できます。Upworkは180か国以上に対応しており、日本固有の制限は設けられていません。
利用できない国として公式に挙げられているのは、イラン、北朝鮮、キューバ、クリミア、およびロシア・ベラルーシ(2022年5月1日より停止)などです。日本はこのリストに含まれていません。
年齢の条件は18歳以上(または居住国の成年年齢のうち高いほう)です。なお、就労資格に関する各国の法令を守る責任は利用者本人にあるとされています。
審査があります
ここは意外と知られていません。アカウントを作れば自動的に使えるようになるわけではなく、プロフィールが承認されて初めて案件を探して応募できるようになります。
公式ヘルプにも「プロフィールが承認されたら、プロジェクトを検索できます(Once your profile is approved, you can search for projects)」と明記されています。
かつてUpworkには「登録申請が却下された場合」を説明した公式記事があり、そこでは応募者が飽和しているスキル分野では承認されないことがある、という趣旨の説明がなされていました。しかしその記事は現在削除されています。
2026年7月時点で、却下の基準を明示した公式記事は見つかりませんでした。「こう書けば通る」と断言している日本語記事を見かけても、その根拠は公式にはありません。当サイトとしては「審査は存在するが、基準は非公開」という以上のことは書けません。
できることは、プロフィールを具体的に埋めることだけです。職種、実際に使えるスキル、実績、希望時給を、曖昧にせず記入してください。
最初の選択で間違えないこと
登録時にはメールアドレスのほか、AppleアカウントやGoogleアカウントでのサインアップも選べます。ここで注意点があります。
Apple や Google で登録した場合、以降も必ず同じ方法でログインしてください。これは公式に明記されている注意事項です。後からメールアドレスとパスワードでログインしようとしても入れません。
どれで登録したか忘れないよう、記録しておくことをおすすめします。
本人確認 ― パスポートを用意してください
Upworkでは本人確認が求められます。ここが日本在住者にとって最大の落とし穴です。
身分証に求められる要件
公式が要求しているのは、次の情報が載っている身分証です。
- 顔写真
- 署名
- 氏名
- 生年月日
- 住所(パスポートの場合は不要)
問題は「署名」です。日本の身分証には、この欄がないものが多いのです。
Upworkは受理する身分証の種類として「パスポート」「運転免許証」「国民IDカード」などを挙げており、種別としては日本の運転免許証やマイナンバーカードも該当しうると読めます。一方で「署名が必要」という要件とは食い違います。
実際に日本の免許証で通るかどうかは、当サイトでは検証できていません。確実を期すならパスポートを使ってください。住所の要件も免除されるため、手間も少なくて済みます。
受理されないもの
学生証・社員証、コピー、仮発行の紙のID、健康保険証、有効期限の切れたものは受理されません。
いつ求められるか
本人確認は、次のようなタイミングで発動します。
- 新規登録時
- 米国限定の案件に応募したとき
- KYC(本人確認義務)への対応が必要になったとき
- アカウント停止からの復帰時
- 登録情報に不一致やリスクが検知されたとき
- 定期的な再認証
本人確認の通知を受け取ってから7日以内に完了しないと、アカウントが保留されます。完了するまで、提案の送信も、直接契約の受諾も、出金もできません。
さらに応募中だった提案は削除され、そこで使ったコネクトは返ってきません。通知が来たらすぐ対応してください。
手続き自体は多くの場合数分で終わります。提出した身分証の画像は30日後に削除されます。
応募を始める前に済ませること
登録が終わったら、案件を探す前にW-8BENを提出してください。
これは米国の税務書類で、提出しないと出金方法すら追加できません。さらに提出しないまま報酬が発生すると、最大30%が源泉徴収され、その分は後から書類を出しても戻ってきません。
詳しくは税金・W-8BENのページで説明しています。登録直後に片付けておくべき、最も重要な手続きです。
日本語には対応していません
最後に、期待値の調整として書いておきます。
Upworkの管理画面もヘルプセンターも、日本語には対応していません。当サイトで実際に確認しました。
- 公式サイトのHTMLは英語(
lang="en-us")のみで、他言語版を示す指定が存在しません - ブラウザの言語設定を日本語にしても、表示は英語のままです
- ヘルプセンターの日本語URL(
/hc/ja)にアクセスすると、英語版へ転送されます
つまり、操作画面も規約もサポートもすべて英語です。翻訳ツールを併用しながら進めることになります。この点は最初に理解しておいたほうが、後で戸惑わずに済みます。
登録ウィザードの画面ごとの入力内容(何番目の画面で何を聞かれるか)は、当サイトでは掲載していません。Upworkは外部からの自動アクセスを遮断しており、画面を確認したうえで正確に記述することができないためです。
推測で書いたり、他サイトの記述を引き写したりはしない方針です。確認が取れ次第、追記します。
出典(2026年7月20日にUpwork公式ヘルプセンターで確認、および当サイトによる実地検証)
Register as a freelancer / Who’s eligible to join and use Upwork? / Verify your identity as a freelancer / How to complete Form W-8BEN or W-8BEN-E
登録条件・本人確認の要件は変更されることがあります。実際の手続きにあたっては、必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。当サイトはUpwork社とは関係のない非公式の情報サイトです。